Dear Song
あんなに凄い演奏をした彼女は、ピアノが、、、


「嫌いだ」


そう、言った。


その時の彼女が凄く、脆く見えて、、、


「僕は、好き。君が奏でる、音楽」


俺は、そんな言葉を彼女に掛けたんだ。


そして、別れ際に、、、


「ねぇ?ピアノが嫌いでも、音楽は続けててね?また、君と出会いたいから」


そう、言った。


本当に彼女に、もう1度会いたかったから、、、


その時、彼女は何も言わなかった。


それでも、彼女は、、、音楽続けてくれていた。


だから、、、


俺はまた、彼女と出会えた。


彼女と再会するまで、彼女のことを忘れることなんてなかった。

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