Dear Song
それから少しして、バッとステージにスポットライトが当たった。


「Jeunesse!!」


観客の一気にザワつき始める。


「こんばんは。Jeunesseです」


ボーカルが、挨拶をした。


あれが、、、美郷。


学校の中で見る、美郷とは違うく見えた。


初めて聞く、Jeunesseの歌。


美郷の声質を上手く、生かしてる歌だと思った。


それに彼ら、Jeunesseの奏でるメロディのクオリティは高い。


「上手いわね」


瑠奈は感心した様な瞳で、同じベースの悠夢のことを見つめた。


そして同じように、奏もギターの人を睨みつける様に見ていた。


、、、負けたくない。


Jeunesseのバンドを見て、あたしは初めて、そんなことを思った。

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