Dear Song
3人は、顔を見合わせる。


そして、企んだような笑みを零す。


「歌うのは、チャキじゃあん。それに今から歌う曲は、チャキが書いた曲。チャキの好きにしたら良い」


、、、瑠奈。


「俺らは、曲調を変えるつもりはねぇ。歌詞を変えるのは勝手だけど、俺らのリズムに付いてこいよ」


、、、奏。


「ヒメ、食いが残らない様にな。さっ、アンコール行くぞ!」


、、、伊吹。


そして、あたし達は再びステージへと上がった。


「ヒメー」

「ナイトー」

「クイーン」

「キング」


ステージに上がると、ファン達の間では有名な各自あだ名で呼ばれる。


「アンコール、ありがとうございます」


あたしは観客に、軽く頭を下げた。

< 48 / 392 >

この作品をシェア

pagetop