Dear Song
一方で、あたしは、、、


学校に向う準備が終わり、鏡に映る自分を見つめる。


高校3年生にしては、化粧もオシャレもしていない。


だから地味な顔が、さらに地味に見える。


髪だって、お手入れがめんどくさいからボブ。


目が隠れるか隠れないか、ギリギリの長さの前髪。


それに、黒縁のダテ眼鏡。


それが、あたしの学校の姿。


そんなあたしに、学校で友達が居るわけでもなく。


いつも1人で、学校生活を送っている。


でも、それがあたしには楽なんだ。


女子のイザコザに巻き込まれることもなく、クラスで地味に、誰の目にも触れず、ただ学校生活を送る。


だけど、そんなあたしにだって、、、


生きがい?見たいなモノもちゃんとある。

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