Dear Song
「そっか。俺も、、、百瀬さんの歌聴いて、思ったんだ。同じこと」


悠夢の言葉に、あたしは悠夢の顔を見る。


それは、悠夢も同じだったようで、、、


自然と視線が交わる。


「Libreに、負けたくないって。同じ所に居たいって」


、、、同じ、所?


「俺、百瀬の歌聴いたの、、、実は2回目なんだ」


、、、2回目?


「始めは、1年の頃。忘れ物して、学校に戻ってきたら、ピアノ音が聞こえた」


1年って事は、2年前?


それに、ピアノ?


、、、あ、あの時!


まだバイトもしてなくて、友達も居なくて、、、


放課後は真っ直ぐに、家に帰った頃。


その日は調度委員会があって、少し遅くまで残ってた。

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