Dear Song
「ほ、ホントに?」


、、、助かった。


そう思いながらも、再度確認する。


「うん。あのままの百瀬さんで良いじゃん。俺は、、、良いと思うけどな。(百瀬さんが他の奴らに見られて、ちょっかい出されるの嫌だし)」


最後の方は、上手く聞き取れなかった。


あたしは、頷いてくれた悠夢にホッとしていた。


そしてあたしは再び、歩みを進める。


「百瀬さん。なんで、Libreに入ったの?」

「瑠奈と、、、あ、瑠奈って、Libreのベースの子なんだけど。瑠奈とバイトが一緒で、それで「Libreのボーカルになって」って、誘われたの」


悠夢の言葉に、あたしは何気なく返事を返す。


さっきまで、適当に返事をしていたのに、、、


それがなくなったのは、悠夢が信じられる人だ。


そう、思えたからなのかもしれない。

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