暴走族に恋した私


「私の居ないところで、言い寄ったんでしょ?」




「言い寄ってません・・・。」




「嘘つかないでよ!」






ドンッ




肩を強く押されて、その場に勢いよく倒れこんだ。



その時に足がグキッっとなって、ジンジンと痛みが走る。



我慢しながら、その場にたとうとしたけど痛くて立てない。




痛みを我慢する私を見ながら、白石ちゃんは声をあげる。






「じゃなきゃ、仁はなんで。」



「なんで、あんなに必死で・・・・。」






そこで、白石ちゃんは言葉を発しるのを止める。



そして、睨み始めた。



意味が分からない、けど私のせいで何かあったんだろう。



私のせいだ、きっと。



悲しくなって、下に俯いた。
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