暴走族に恋した私
「ずっと言わなきゃって思ってた、けど嫌われたくなかった。」
「大切な友達に嫌われたくなかった。」
ずっと、何で私には言ってくれないんだろう?って思っていた。
巴の考えをわかってあげれなかった。
浅はかだった、ただ自分のことしか考えてなかった。
「ごめんね、わかってあげれなくて。」
これからは一番にわかってあげたい。
誰よりもはやく。
助けたい、守りたい...。
「何があっても私は味方だよ。」
「誰がなんと言っても、私は巴の味方だから。」
大きく笑ってみせると、巴は安心した表情になる。
私に打ち上げてくれてありがとう。
大切な友達だから、何があっても守りたい。
私が巴と会った日みたいに、温かい優しさで助けたい。