暴走族に恋した私
『俺は、鬼乱の総長なんだよ。お前殺そうか?』
やっぱり、ダメだよ。
仁さんにまで、迷惑なんてかけれない。
「仁さん、もういいです!私が戻るんで。」
仁さんの携帯を取ろうとした、けれど仁さんは携帯を返さない。
そして、ニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「へ~、アンタのこと俺探してたんだよな。」
『あっ?』
「大九橋、九時来い。」
プチッ
仁さんは、一方的にそう言うと電話を切った。
「大丈夫、俺があいつ倒すから。」
私に携帯を携帯を返しながら、仁さんはそう言う。
仁さんの表情は、自信で溢れている。
・・・・仁さんって、そんなに喧嘩に自信あるのかな?