暴走族に恋した私








「言っとくけど、勝てると思ってんの?王龍さん。」






朔は私を見ると、私のもとに近づこうとする。


仁は腕を掴んで、朔を止める。






「ふざけんな。」



「トップの座と由奈をかけて勝負だ、王龍。」





二人のにらみ合いがしばらく続く。


王龍と百鬼の二つのチームの幹部が集まる。




ビリビリと今にもぶつかりそうで、身体が恐怖からか震えている。










―――「やるぞ。」



仁の一声で、二つのチームの喧嘩が始まった。










< 283 / 295 >

この作品をシェア

pagetop