暴走族に恋した私
もう一度、みんなの喧嘩姿を見る。
相手のチームの人たちも、王龍のチームの人も倒れている人が居た。
こんなにも頑張ってる。
きっとここから逃げたら後悔する。
みんなは逃げたことを咎めないだろうけど、私が私をもっと嫌いになる。
覚悟をするって決めたんだ。
逃げない覚悟を。
「私は見届けるよ。」
「これが終わるまで、ずっと。」
何もできないからこそ、逃げない、背けない。
これからも喧嘩することなんて、たくさんあると思う。
やっぱり笑顔で見送ることはできないけど。
前みたいに逃げないから。