暴走族に恋した私
「これからも、危険なことがあると思う」
「それでも「ついていくよ。」
仁の言葉をさえぎって、答える。
私は王龍のみんなが好きだから。
ずっと、そばに居たい。
「由奈。」
「ん?」
「一度しか言わねぇから。」
「うん。」
「俺のところに来てくれて、ありがとう。」
目頭が熱くなる。
それは私の言葉だよ。
無条件で私のことを助けてくれて、私を傍に居させてくれた。
いつでも私のことを考えてくれる。
仁にあえて、よかった。