暴走族に恋した私
「腹が減った。」
その言葉と共に、仁さんのお腹からグーと言う音が聞こえてきた。
……お腹が空いているだけなんだ。
少しだけ勘違いしたことが恥ずかしくなった。
「何か作りましょうか?」
無意識のうち、口走ってしまった。
でも、私にできることくらいした方がいいよね。
「頼む、キッチン使っていいから。」
仁さんはそれだけ言うと、服を着替えに向かった。
私も早く作り行こ。
私は急ぎ足で、キッチンに行き冷蔵庫に手をつけた。
中にはたくさんの食材があった。
オムライスとかでいいのかな?