暴走族に恋した私
恥ずかしくて、俯きながらベットから出た
机の上にあった時計があった、その針は10時28分と示されていた。
「仁さんは学校とかないんですか?」
私も学校はあるけど、今日は気分じゃない。
前は雄也さんと会いたくなくて、ちゃんと学校に行っていた。
けど、行かなくても殴られたりしない。
だから、少しサボりたい気分……まぁ、起きた時間も遅いけど。
「サボる。」
「ていうか、呼び捨て、タメ語にしろよ。」
「あっ、はい!」
「だから、タメ語だろ?」
私は一呼吸置いて、うん。と小さく言った。
なんていうのかな?
仁さんに、いや仁にタメ語だなんて緊張してしまう。