暴走族に恋した私




肩を殴られ、私が呻き声をあげる。





「うるせぇよ。」




そう言って、何度も殴られた。



顔もお腹も足も、気が済むまで殴られた。





そして、殴り終わると私の首元に顔をうずめた。




服の中に手を入れ込む、悠也さん。




ゴツゴツして冷たい手、それが私にとって嫌なものだった。




悠也さんは、私を抱いた。



優しさの欠片もない感じないものだった、ただ早く終わって欲しい。とだけしか思わなかった。


その行為が終わると、悠也さんはタバコを吸い始めた。




「お前は、俺のものだよ。」




じゅぅ




焼ける音がした。


背中が燃えるように熱くて、ジンジンと痛む。





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