暴走族に恋した私
「如月と何でいた⁉︎俺が居たのに」
「いたっ。」
もっと強く腕を握る。
自分の腕を見ると少し、紫に変色してしまってる。
痛い。
「何で、アイツと⁉︎」
通りかかった路地裏に、突き飛ばされた。
お尻から強打する。
ジーンと痛みが襲う。
「お前を愛してるのに。」
私の腕を抑えて、首元にナイフを突きつけた。
ヒンヤリとした冷たいのを感じる。
雄也さんの瞳は、正気には思えない位狂気で満ちて居る。
何で、私がこんな目に…。
視界が涙でボヤける。
雄也さんは、ナイフの位置を肩に移動する。
肩にナイフの先をちょっとだけ刺す。
痛みが襲う、肩を見ると赤い血が少し出ている。