暴走族に恋した私
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痛い。
私は、背中の痛みで目が覚めた。
横には、上半身裸の雄也さんがいた。
私は、落ちていた服に着替える。
でも、上の服を着る前にタバコを押された所に、カーゼを張った。
なんで私は、少し優しくされただけで、信じってしまったんだろう。
家出して、行く場所なんてなかった。
だからって、なんでこんな人を選んだんだろう。
暴力を振るう、なんて……あの時は、思いもしなかった。
でも、あの時の私には行くあてなんかなかった。