暴走族に恋した私
暫くすると、一つの部屋の前に着いた。
私の家だったら数秒で部屋に着くのに、仁の家広すぎだね。
仁って、どこかの坊ちゃん?
「部屋入って右に風呂がある、入ってろ。」
中に入って、仁はそれだけ言うと部屋から出た。
あれ、買い物?
とにかくお風呂借りろう、地べたに倒れたせいで髪の毛とかボサボサ。
私は風呂の中に入った。
シャワーを浴びながら、刺されたとこの痛みと戦う。
刺された部分を見ると、痛々しい。
私って、お嫁に出れるのかな。
こんな体に嫁に行けるのかな…なーんてね。
私は自嘲的に笑って、シャワーを止めて髪を洗い始めた。
隅々まで洗い終わると、風呂から出た。
脱衣所には、ブカブカのTシャツと短パンがあった。
そして、私にはデカイ下着。