暴走族に恋した私
んー離れたいー。
私のこと抱き枕って絶対に思ってる!
それより、私っていつの間に寝たんだ、おまけに一緒寝てるし。
でも、仁と寝るの二回目だ。
じゃなくて!早く離れなきゃ。
「ゆ…な。」
仁の私を呼ぶ声が聞こえた。
チラッと仁を見ると、寝ている。
む、無意識?
無意識で名前を呼ぶなんて、ずるい。
「仁。」
私は抵抗をやめて、仁の腕の中に静かに入り込む。
ぎゅっと、仁の腕の力が入る。
やっぱり、安心する。
私はふわふわとした感覚に包まれながら、眠りにつく。
幸せだな…。