暴走族に恋した私
ヤキモチ?
「どうしたの?」
私の顔を除きながら聞く巴。
「なんでもない。」
むすっーとしたまま答える私。
あぁ!なんでこんなに悩まなくちゃいけないんだろう。
心の中の鬱憤がなかなか晴れない。
私は長い溜息をついて、数時間前の事を思い出した。
朝のことだったーーー・・・
仁の家から出ようとした事だった。
「おっ、仁どこ行くんだ?」
「なんだよ、兄貴かよ。俺は由奈送るから朝飯後で食うから。」
仁はそういった。
そして、仁のお兄さんが私を見て一言。
「白石ちゃん以外居れるのは、始めてだな。」
みたいな事になって。
その後お兄さんと話しになったけど、それが頭にあってあんま会話に集中出来なかった。
白石ちゃんって、誰!?