暴走族に恋した私
「由奈、早くご飯食べないと。」
「うん。」
どうせ皆は5時間目の授業サボるくせに。
でも次は数学だし、出ないと分からなくなってしまう。
私は急いで食べる。
悩んでたせいで、あと五分しかない。
お弁当がたいした量じゃないので、直ぐに食べ終わった。
「私、授業行くね。皆は?」
聞いて見た、けど勿論答えは
「サボる。」
これで、勉強分かるんだから羨ましい。
容量がいいからなの?
「俺も行く。」
仁はスッと立ち上がって、私の横に並んだ。
珍しいことなのか、周りの皆は目を見開いている。
けれども、指を指しながらニヤニヤしてくる。