暴走族に恋した私
―――――――・・・・・
「ここって…。」
暫くして着いた先は、裏庭。
どこか行くと思ったら、なんか街にでも行くと思った。
その時、仁が草の上に寝転んだ。
「眠るか、由奈?」
「ね、眠る?」
確かに草がふさふさして、気持ちよさそう。
あと天気もいいし、寝るには最適かもしれない。
「でも、屋上でも寝れるよ?」
「由奈疲れてんだろ?」
疲れてる?
確かにいろいろあって疲れてるけど、別に寝たいって思うほど…。
私が首を傾げた。
顔に出ててかな…?
それに疲れてるからって、裏庭にはいかなくていいよね?