年の差、恋の差。
この訪問演奏は前から頼まれていた。
けど、伸びに伸び、やっとできるようになった。
職業体験の時も私が『吹奏楽部』と分かるとオーナーさんは目をキラキラさせ、私に「いつ来てくれるのっ!?早くきてほしいんだよっ!!」と、話してくれた。
そのオーナーさんのワクワクした気持ち、見ているだけで悲しくなった。
―――『私たちは気持ちのこもった演奏なんてしていない』
ホントのことを言えずに「頼んでおきますね」と笑うしかなかった。
本番もやっぱりミスばかり。
あわただしいし、余裕もない。
いやだ、いやだ。
こんなところにいたくない。
演奏会が終わるとそれから私は部活に顔を出さなくなった。
けど、伸びに伸び、やっとできるようになった。
職業体験の時も私が『吹奏楽部』と分かるとオーナーさんは目をキラキラさせ、私に「いつ来てくれるのっ!?早くきてほしいんだよっ!!」と、話してくれた。
そのオーナーさんのワクワクした気持ち、見ているだけで悲しくなった。
―――『私たちは気持ちのこもった演奏なんてしていない』
ホントのことを言えずに「頼んでおきますね」と笑うしかなかった。
本番もやっぱりミスばかり。
あわただしいし、余裕もない。
いやだ、いやだ。
こんなところにいたくない。
演奏会が終わるとそれから私は部活に顔を出さなくなった。