未定



私がいた過去は大変なことになっていた。





「霧野さんが居なくなった?!」






「私もびっくりして…」






そこにいたのは私の親友、満里香だった。






「どうしよう…なーみー!どこにいる
の?」






「どうかしたんですか?」






突然現れたのは亮君だった。






「どうしよう亮君!!奈実が居なくなった
の!!」






「奈実?誰だ?」






「亮君!何言ってるの?同じクラスだった
霧野奈実だよ!」






「ダメだ…思い出せない。」






なぜ思い出せないんだ?みんなが知ってい
るということは俺も知っているはず…つま
り、過去の人間が未来に行ったとでも言う
のか?ありえるのか?







「俺、奈実を探して来る!」






「あ!ちょ!亮君!」






俺は未来にいる俺と会話をすることが出来
る。だが未来は無限で、通じるには時間が
かかる。しかし俺は未来にいる俺に問いか
けた。


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