お嬢様が男子校⁉︎

桃乃side



まだ2日しか学校に行っていませんが、とても楽しい2日です。

無事サッカー部に入れました

まだ、1ヶ月でレギュラーになって大会に出られるか分かりませんが、頑張りたいと思います

って…なんか日記みたいになってしまいましたね

「ふふっ」

私は不意に笑みをこぼしてしまった

すると

「桃乃様、ご機嫌ですね」

「え?どうしてですか?」

なんで分かったんでしょうか、人は誰でも笑うものだと思うんですが…

「昨日からとても機嫌がよろしいように思います」

「そうでしょうか」

そんなに顔に出ていたのでしょうか

「もう、10数年運転手やっていて桃乃様がこれほどご機嫌なのは、初めて見ました」

そうでした、私は小さい頃からずっと習い事や、すぐに転校する学校の事で頭がいっぱいで心から笑った事がほとんどありませんでした

「今、私が笑顔をこぼしてしまうのは彼らのおかげです」

ニッコリ笑っていった

「と、いいますと?」

「彼らの部活動のおかげで、今の私があります、まだ2日しか学校には行っていませんが学校が楽しみで仕方ないです」

「そうですか、桃乃様が幸せなら私も幸せです、今の学校生活を存分にお楽しみください」

彼は運転をしながら私にそう言ってくれた

「ありがとうございます」















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