ハツコイ

「彼女じゃないだろ…？」
「愁…この子誰？可愛いね妹？」


妹………


違うもん。

私はなにも喋れなかった。


「……わたし…帰るね？」

やっと出たのはこの言葉だけ



「まりあ？」


愁くんの言葉を無視して、走り出してた。