元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー



「桜っ!持ってきた!!」



ニコニコと笑う修哉くんの片手にはケーキとお菓子が。




「ありがとう!美味しそうだね」


「あっちにもっといっぱいあるぞ!行こ!」




修哉くんは私の手を引いて、向こうへと誘ってくれる。

お菓子とケーキ…。食べ過ぎて太ったら困るなぁ。

でも、今日ぐらいは食べても平気かな?


「うんっ」



私は自問自答しながら、修哉くんの元へと足を進めた。






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