元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー


けど…



「…っ……、……」





今そんなこと、言ってられないかもしれない。



頭がガンガンと割れるように痛い。





「…う……っ……」



なんだか目眩もしてきたし…。


これは少し、ヤバイかもしれない。



クラっ、と倒れそうになった時、ドアが勢い良く開いた。




「…桜っ!」



「れ、いか…」




入って来たのは、麗華だった。




< 206 / 355 >

この作品をシェア

pagetop