元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー
「……Let's make the end……、」
それは、
書かれていた、文字の意味は―――
―――「……”終わりに、しよう”…」
階段から落ちた記憶
四葉のクローバー
紙に綴られた、文字―――
「……………っ!?」
―――気付いてしまった
決して、傷口を抉らないように、閉ざしていた記憶が…、
はめられた全てのピースで、気付いてしまったんだ。
「めぐる……!」
気付きたくなんか、なかった。
閉ざしておきたかった。
だって、私が閉ざしておいたのは、
―――あの日の四葉を、信じていたかったから。