元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー
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重たくて少し錆びた扉を開けると、目の前にはとても綺麗な屋上。
『うわぁ、凄っ…』
屋上なのに、ソファとか置いてある。
…普通、ベンチとかじゃない?
『…綺麗な空ーー…』
空を見上げればひろがる青色に真っ白な雲。
屋上だからこそ、見れる絶景だね。
『良いとこ見つけちゃった!これからは此処に来ようかなぁ』
私はもう、心の中好奇心でいっぱいだった。
まるで、新しい玩具を見つけた子供のように。