元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー
「え、あ、うん…?」
「はぁっ…」
麗華はお疲れ気味の様子。
彼氏さんじゃない事は判明したけど…、一応麗華の知り合いだよね?
「桜ちゃん、噂通り可愛いねぇ〜」
ニコニコしながら近寄ってくる仁くん。
「えっ、」
__抱き着か、れた?
「っ、キャッ!?」
う、うぅぅ…
苦しいよぅ…(泣)
「こんの糞男っ!桜を離しなさい !」
_バシンッ
麗華が、仁くんの頭を雑誌で叩いた。
思い切り。
…痛そう
そして、今の状況が理解できない。