幕末カレシ~新撰組に飼われた蝶~
「この中に、もう一人のちっせえ命があるのかー」
「そうですね…」
「鈴音。ありがとう。お前も、俺らの子供も、絶対守る」
「ずっと、傍にいてくださいね?」
「当たり前だ」
歳三さんは突然立ち上がって私に向かって手を伸ばす
「?どうし…きゃっ」
目の前の景色がぐるりと変わる。私は一瞬なにが起きたのか分からず瞬きをした
「愛してる」
私を抱き上げた本人は幸せそうな顔をして永遠の言葉を告げる
「私も、愛してる」
抱き上げられたまま、2人の唇が重なった