幕末カレシ~新撰組に飼われた蝶~

「俺は土方歳三だ。わりぃ、手当てするから傷見せてくれ」

私の横で話しかけてくれた男の人が言って私の傷のある足に手を伸ばしかけていた

明るい場所でみると土方さんは艶のある黒髪が首筋でさらりと揺れ、男らしい、とても綺麗な顔立ちをしていた。

「あ...。ッ...!駄目!駄目です!」

土方さんは驚いて手を止め、目を見開いて私を見る
周りに居た人も驚いた顔で私に注目する


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