幕末カレシ~新撰組に飼われた蝶~


私の話をしっかり聞いてくださって
「ここで働かない?こんな綺麗な女の子を野放しにしておけないわ!あなたはきっと売れっ子になる。もしまた絡まれたりしたら私が守ってあげるから!」

眩しいくらいの笑顔に安心して頷き、働くことになった。

最初は裏で下積み。
1年後、私は寧々様から"鈴"というもう一つの名前をもらい、表で客をもてなした。

すると私の噂は瞬く間に広がり、私は島原1の芸妓として生きることになった。

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