幕末カレシ~新撰組に飼われた蝶~
「わ、私が...ここにいてもいいのですか...?」
「勿論だ。むしろ居てほしい。」
「私...幸せになってもいいのですか...?」
「幸せになっちゃあいけねえ人間なんていないさ」
涙がこぼれ落ちる
「私...私...!皆さんの支えになれるよう努力します...!ここで皆さんと居させてください...!」
嬉し涙を拭いながら満面の笑みを浮かべる。
皆も、何故か頬を赤らめながら私につられて笑みを浮かべる。
「鈴音、俺達新撰組がお前を守るよ。お前を...幸せにするから。」
そう言って私の頭を撫でる土方さんの手の大きさ、暖かさ、皆の笑顔、私は一生忘れない。