幕末カレシ~新撰組に飼われた蝶~

表に出る。

「…っ」

怪我をしている者、倒れ込んでいる者、相手の敵に苦戦しているのが鈴音でも分った。

「着ているものや戦闘の仕方を見て、あれは…」

「忍だね、土方さん」

「ああ…」

私達に気付いた一人がこちらを見る

「みぃーつけたっ!」

その言葉と同時に突如目の前に金色に光る瞳が見えた。

「っ!!」

「鈴音!」


< 54 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop