散る頃に咲く花

「俺、二十四、五かと思ってた!」

「あぁ、俺も平助と同じだ」

「甘ぇなお前ら。俺はちゃんと分かってたぜ」

「「嘘だろ新八(っつぁん)!!」」

自由に会話が繰り広げられる。

私、そんなに老けて見られていたのかしら。

「沖田様は何故私に歳など聞いたのですか?」

「別にぃ?なんとなくだよ。なんとなく」

沖田は淡々と答える。

「君、大人っぽいからね。老けて見られてたんだ?」

「別に、幾つに見られていようと私には関係ありません」

この人は私のことを馬鹿にしたいのかしら。
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