散る頃に咲く花
名医の言葉
「お前ら、何してんだ?」
誰かの声で目が覚めた。
ぱち。
青葉が目を開くと、抱き合う二人を見ている土方が。
抱き合っ、抱き合う!?
「?!」
私達、抱き合ったまま寝ていたの!?
しかも土方様が!
「お、沖田様!」
青葉が叫ぶと沖田が目を覚ました。
「あ、おはよう、青葉ちゃん」
泣いていたのか目が微かに赤い。
「お前らまさか恋仲になっ……」
「土方さん」
土方の言葉を沖田が止めた。