散る頃に咲く花
「けど、本当にすごいね、その笑みの作り方」
沖田が感心したように言う。
「七歳のときからやってますからなぁ」
青葉は答える。
「とりあえず食べようか」
そして二人は夕餉を食べ始めた。
「美味しかったよ。ありがとうね」
「いえ、寝てしまったうちが悪いんやし。ええんどす」
すると沖田が青葉を不思議そうに見つめた。
「君さ、恋仲でもない男と抱き合ってたのに、よくその男と普通に出来るね」
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