散る頃に咲く花
それぞれの気持ち
「これから宜しくお願い致します」
夕餉の後に、青葉は二人に礼をしていた。
「よろしくね」
「よろしく頼む」
二人も頷いた。
「しかし、不思議な組み合わせだよね。これ考えたの土方さん?」
「そう、伺ったが」
確かに、斎藤様とはあまり関わりがなかったわね。
青葉も心の中で同調した。
「何はともあれこれから暫くの間三人で一部屋使うのだから、互いに迷惑をかけぬように心掛けよう」
斎藤の言葉に頷いた。