散る頃に咲く花

「総司と青葉がくっついたんじゃねぇかって話だよ」

「恋仲になったんじゃねぇかってな」

「はぁっ!?んな訳ねぇよ!」

藤堂が叫ぶ。

「だとしたら斎藤の奴、部屋に居にくいんじゃねぇか?同室なんだろ?」

藤堂を無視して原田が永倉を見やる。

「らしいな。あ~、俺も青葉ちゃんと同室になりたかったぜぇ」

「新八っつぁんはないわ~」

藤堂が首を振りながら言う。

「んだと平助ぇ。締めるぞこら」
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