散る頃に咲く花

「青葉!大丈夫か?!」

次の日、朝餉の準備をしているときだった。

なんだかクラクラすると思っていたら、体が傾いた。

そしてそのまま倒れてしまったのだ。

「大、丈夫です。すぐに朝餉の準備の続きを」

藤堂にそう言って、立とうとする。

「無理だって。今日は休めよ。熱があるかもしれない」

藤堂の手が額に当てられた。

「うわっ!熱凄いよ!やっぱ休め!」

「けど、朝餉の支度が……」

「んなこと俺らがやるから、青葉ちゃんはゆっくり休みな」
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