散る頃に咲く花

沖田side

「総司、そろそろ看病誰かと変わってもらったらどうだ?」

土方さんが僕に話し掛ける。

「いや、青葉ちゃんの側には僕がいますよ」

昨日、あんな態度取っちゃったから、目が覚めたら謝りたいんだ。

まぁ、さっき目が覚めたときはすぐにまた寝ちゃったんだけどね。

「ねぇ土方さん。恋って、どういうものか知ってます?」

唐突に聞いたからびっくりしたのだろう。

土方が驚いた顔をしている。

「なんだよ急に」

「僕の今の感情に当てはまるものなのかなぁって」
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