散る頃に咲く花
一応隊士達が朝起きた後に、軽い掃除はしていたようだが、綺麗好きの青葉にとっては、もう少し。ということだった。
昼過ぎなので誰もいない、隊士達の寝床や、床など、隅々まで綺麗にする。
日が暮れてきたので、夕餉の準備を始めようと思い、片付けを始めた。
そして台所に行こうとしたところで、斎藤に会った。
「今あんたを呼びに行こうとしていたんだ。もう行けるか?」
青葉は頷くと、斎藤と台所へ向かった。
そして沖田も混ざり、また朝餉のように夕餉を作り、皆で食したのだった。