散る頃に咲く花
「青葉ちゃん?何、してるの?」
沖田の声はとても動揺していた。
青葉は何も言わない。
「一君、部屋に来ちゃうかもよ?」
それでも青葉は沖田を離さない。
「ねぇ、青葉ちゃん。僕は、いつまで生きていられると思う?」
唐突に沖田が聞いてきた。
「生きていられますよって。ずっと」
本当はもう、そこまで長くはないのだろう。
ただ、青葉が生きていて欲しいと思うのだ。
何なのかしら、この気持ちは。
沖田様に死んでほしくない。
ずっと生きていてほしい。