散る頃に咲く花

土方さん過保護だからなぁ。

でも、そんな土方さんの事も、近藤さん同様尊敬している。

でも血を吐くようになってしまった。

それを遂に、青葉ちゃんに知られてしまったんだ。

それでも僕は、近藤さんの為に戦う!

それだけは、変わらない。

なのに、近藤さんが撃たれた?

ありえない。

御陵衛士の奴らを、僕は絶対に許さない。

仇を打ちたい。

そう思ったのに、

「カハッ、ガハァァ!」

また、血を吐いた。

僕は、いつまで生きていられるんだ?

何度自分に問うただろう。

結局僕は、近藤さんの手を握り締める事しか出来なくて。
< 282 / 338 >

この作品をシェア

pagetop