散る頃に咲く花
「平助、か。あいつは良い奴だったな。死んじまったのは、惜しいな。けど俺らはあいつの志も引き継いで生きていくんだよ。だから総司、必ず戻って、俺達と戦え?」
土方は沖田の事を見て言った。
「もちろん。そのつもりですよ」
沖田は口元に笑みを湛え言う。
「お前も変わったな」
「それって僕の事ですか?」
土方に沖田が聞く。
「城崎も総司も、よかったな」
何がよかったのでしょうか。
青葉は不思議に思った。
「良い方に性格が変わったっつう事だよ」