散る頃に咲く花
「そうか。ありがとね」
沖田は笑った。
「ねぇ青葉ちゃん。僕がさっき松本先生と話してるとき、守りたい人ができたって言ったの覚えてる?」
沖田が聞いてきた。
「はい」
青葉は頷いた。
だって、今でも気になっているもの。
それは女の子なのですか?
だとしたらいつ出会ったのですか?
とか、私には関係ないのに、どうしても気になってしまうのです。
それは、貴方が好きだから。
そんな青葉に沖田は言った。
「僕が守りたい人っていうのはね、青葉ちゃん、君のことなんだよ________」