散る頃に咲く花

初めは栄さんに逢いたくて新選組の女中になったのに、大切な人が出来ました。

栄さん、あなたが引き合わせてくれたのですか?

だとしたら、ありがとう。

私は、総司様という生涯忘れることの出来ない素敵な人に出逢いました。

愛して、愛されて、短かったけれど幸せな時間でした。

私はこれからも、一輪の花として生きていきます。

総司様と生きた時間を忘れないよう、これからも。

青葉はもう一度呟いた。

「総司様、愛しています」

~END~
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