散る頃に咲く花
「あの、助けて頂きありがとうございました」
青葉はお礼を言った。
「いいよ、別に。それに、僕が助けなくても、君がはり倒してたかもしれないしね。
どうして皆そこに突っ込むのでしょう。
沖田様も、山崎様も。
「屯所で大きな音は立てません」
つんとした顔で青葉は言った。
沖田はふふふと笑う。
「取りあえず、もう遅いし、部屋に戻ったら?」
「そうさせて頂きます。では、失礼します」
そして青葉は部屋に戻ったのだった。